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conner conner 検討中(契約前)
価格
基礎
建売住宅
有料耐震診断のセールス
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2000/06/19#1 TO様 ( 神奈川県横浜市 )
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築29年の木造2階建てです。電話にて無料耐震診断のセールスがあり、受けたところ精密診断の必要があるということで有料3万円で行いました。その調査はなかなかしっかりしていて1,2階をメジャーではかり、天井や床下も写真撮影して、筋交いの有無などもしらべその写真(20枚以上)と、家屋の現状についての見取り図、および耐震補強工事の設計図を渡されました。

もともと中古住宅を購入し、前の持ち主が増改築しておりさらに購入時にも自分たちでリフォームしており新築時の図面しかなかったので詳しい図面がほしかったのでこれには満足しています。精密調査の結果補強が必要だといわれ、基礎と柱を接合する金物4本、耐震合板3箇所その他で270万円といわれました。

工事はいったん壁をはがし、補強工事を行い、壁を元通り復元するためこの価格だということです。この工事費は妥当な金額でしょうか?素人目には技術のしっかりした業者に見えますが、なにぶん無料診断の電話勧誘というのがきっかけですのでいまひとつ心配です。

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<はじめに: この回答はご相談のあった2000年6月に
       すでにご相談者あて回答したものですが、
       当相談コーナーのシステム改善の都合上、
       再度編集して掲示しております、ご了承ください。
 尚、金額的な内容は時間変動しますので、新規にご相談下さいます様お願い致します。>



全国の現存する建物のほとんどは「精密診断が必要」です。
新築建物であっても設計者と監理者が介在しない「建売」住宅や
工務店主導の住宅はこれに当たります。
ましてや築年数が20年を超える建物はほとんどこの対象となってしまいます。
ですからあなたの建物の場合も「該当」してしまいます。

そもそも約20年前の昭和56年に構造上の耐力計算の仕方が変りました。
ですからそれ以前の建物はすべて旧基準で建てられていますので
今の基準には合っていません。
昭和56年の基準では耐震性基準が強化されたので
ハードルがやや高くなってしまいました。
(今年)2000年6月以降さらに新基準に変りましたので
これ以前の建物はまたしても見直しが必要です。
法律や基準がどんどん変っていきますので
過去の建物はすべて取り残されていきます。

ただ、新基準になってもその建物が簡単に壊れることはありません。
ご安心ください。
問題なのは「日頃の手入れ」です。

さて、

>精密調査の結果補強が必要だといわれ、基礎と柱を接合する金物4本、耐震合板3箇所その他で270万円といわれました。工事はいったん壁をはがし、補強工事を行い、壁を元通り復元する

ということですが
この金額は高すぎます。
ざっと見積もって
基礎の金物緊結も含め構造用合板下地の外壁交換3箇所で
80万円から90万円程度です。
何に270万円もかかるのかお手元の見積書をお見せください。

一部壁を耐震補強することも必要ですが耐震化を見直すのであれば
全体を見直す必要があります。
270万円あれば全室のリフォームを含めて耐震補強までできると思います。
当社でも先日この耐震補強を含むリフォームをいたしました。
約45坪の住宅ですが耐震補強と前面リフォームを行い
床下に断熱材までキチンと入れて250万円程度
(設計監理料は含まず)の工事でした。

この建物は工務店主導で建てた住宅ですが中古物件を購入された
お客様からの私どもへインターネットからのご依頼でした。
全室の点検を行い、畳の交換と壁紙の張り替え、
床下断熱材の新設や浴室タイル割れ部分の交換や換気扇の新設、
浴室暖房乾燥機など多面的に再検討して導入しこの金額にまとめました。

いくら、精密診断が安くても(3万円は安すぎます)その先の
耐震補強がこの値段では「いい加減」と言わざるを得ません。
また、外部の構造壁をいじると防水の問題や新旧での壁の歪から
亀裂が生じたり雨漏りが発生したりと逆に問題が起きることもありますので
注意が必要です。
もしよろしければ耐震改修内容を見てさし上げましょう。
ご相談ください。

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