なぜ、ハウスメーカーは地下室工事が高いの?

ユニット型地下室の特徴は、一般的には短工期(3週間程度?)・低価格(?)でしょうが、既製の箱(工場から現場まで積載する輸送用トレーラーの荷台の寸法と現地搬入クレーンの入れる接道条件で箱の大きさが決ってしまう)の連続だけですので空間としては自由度がないと思います。地上建物の基礎はどうしたら一体になれるのかが不安ですから、箱の上に載る基礎や建物との相性はあまり良くないと思います。
現場築造型の地下室は長工期(6週間程度)・低価格です。地上の建物に合わせて大きさや形を自由に作ることが可能です。それだけ地上部基礎や建物との相性は良いと思います。もっとも、ハウスメーカーの現場築造型の地下室は坪単価で120万円から150万円と返答してきます。
当社ではこれほどかかりません。広さにもよりますが坪単価60万円から70万円程度です。

ハウスメーカーの「地下室」

ところで、ハウスメーカーのモデルハウスで地下室はあまり地方のことはよくわかりませんが、一般的に、モデルハウスの展示場で地下室は造れません。なぜなら、これらは展示用の仮設建物なので簡易的に一定期間のみ存続すればよいものとして建築します。
したがって、ハウスメーカーの「地下室」は地上に「大型模型や一部モデル」として造られます。モデルハウス自体は展示用なので基礎や骨組みの中身までしっかりとした完全体で建ててしまうことは不合理なのです。ですから「地下室」は地上にしか存在しません。
そもそも、モデルハウスの土地は賃貸ですから地上面は低額でも地下となると権利関係で高額になります。また、実際にハウスメーカーで建てた地下付住宅に居住しているお客様のところへはおそらくご案内できないでしょう。
ということは実例が見られません。
つまり、ハウスメーカーには「地下室」に関心・経験のある営業マンがいないのと同時に、お客様がそうした営業マンに出会う可能性はほとんど少ないのです。
地下室に関心・経験がないからという理由で、地下室に関心・経験がある営業マンにお客様を譲ることを会社は指導しても、彼らは自分たちの成約成績で収入をあげているので自分の首を絞めるようなことはしません。ましてやすべてのクレームは窓口である彼らに直接降りかかるのです。
結果、地下室に関心・経験がない営業マンは「地下室」を造りたいお客様の意思に反して「地下室」に難色を示し、勧めることをせず、他の代替え案を提示します。ですから、ほとんどの営業マンの地下室に対する関心や経験は一向に高まりません。地下室付住宅が高額になってしまう理由がここにあるのです。地下室の経験を持つ営業マンがどこにもいないのです。

「満足・納得のいく住まい」とは

さて、ここで何よりも大切なことがあります。
それは「地下室」も当然のことですが、住宅は地下室と地上居室部がうまく融合してはじめて「満足・納得のいく住まい」となります。
「融合」という意味では、当社は住環境全般に対して、お客様の「満足」を追求しております。地下室に限らずお住まい全般に至るまでいろいろなこと。

ぜひご相談ください。

 

1999年3月23日・文責:建築家 小杉卓

 

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